こんばんは。勤務獣医師の川上です。
当院を受診される患者さんの中に、
「○○を食べてしまった」といって来院される方が多くみられます。
この○○が食べ物では無い場合も少なくありません。
私がこれまでに経験しただけでも、
ティッシュ、ペットシーツ、輪ゴム、石ころ、ボタン電池、
ストッキング、カーペットピンなどと多岐にわたります。
中には生理用品、避妊具など信じられない様なものもありました。
このようないわゆる「異物の誤飲・誤食」の原因は
様々であると思いますが、どの子の場合にも明らかな事は
「口に入れる事ができる場所に置いてあった」
ということです。
来院後、嘔吐を引き起こす処置(催吐といいます)を行うことにより
比較的簡単に解決する事もありますが、
その子の年齢や体格、さらには飲んでしまったものの形状や
存在している場所によっては手術によって
取り出さなければならないこともあります。
とにかく気をつけて頂きたい事は
「口に入れさせない」
ということです。
まずは届くところに置いておかない。
出来ない場合にはその部屋に近づかせない。
目を離す際にはきちんとしまう。
出来るだけこのような事態を防ぐために、
ご家族の皆様で工夫して頂きたいと思います。
万が一食べてしまった、あるいはその可能性がある場合には
直ちに当院にご連絡ください。
その際、ご自宅で無理矢理吐かせようとする行為は
ワンちゃんネコちゃんにとっても非常に危険なだけでなく、
咬まれる等ご家族の方にも危険ですので
決して行わないようお願い致します。
勤務獣医師の杉浦です。
かかりつけの病院で、
「本日は学会参加の為休診とさせていただきます」
との張り紙を御覧になった事がありませんか?
学会とは、全国規模のものから地域ごとの小規模なものまで様々です。
内容は、獣医学の専門家である大学教授や専門医の先生、
院長先生や勤務獣医師などが参加します。
新しい治療法の報告や、珍しい病気の報告、
専門医による教育講演などがあります。
また、内科・外科・歯科・腫瘍科など
専門的な分野に特化した学会もあります。
ちなみに、自分自身は日本獣医がん学会に所属しています。
8月28日には、中部地区の学会があり当院も参加しました。
今回の学会では、地域における夜間救急獣医療の現状を報告してきました。
幸い岐阜の夜間病院は患者様の数が毎月増えており、
今後課題として、スタッフ数の確保や診療技術のさらなる向上、
そして診療時間の延長が必要と考えている事を報告してきました。
この様な発表を行う事で、東京や名古屋、大阪と言った
大都市以外の地方都市における夜間動物救急病院が増えていけばと思います。
また、当院の活動を広く知ってもらい、
新しいスタッフが増える事も期待しています。
初めまして!!常勤看護士の井上です。
栗野と同じくオープニングスタッフとして夜間病院に勤務しています。
どの病院にも診察室があるように、必ず待合室もありますね。
待合室ではいつも通りな子、恐くて縮こまっている子、警戒している子と
様々な性格のわんちゃん、ねこちゃんが接近し合います。
治療をしに来ているのにケンカしてケガをしてしまったり、
びっくりして逃げてしまっては大変です!!
わんちゃんはリードをして、ねこちゃんは洗たくネットに入れて。
更にキャリーケースに入れてきていただけるとより安全ですし、
病院側もスムーズに診療を進める事が出来ます。
救急病院という事もあり、1件診療するだけでも時間がかかってしまいますし、
ずっと私達がついて見ていられない時や順番を待っている時、
ちょっとした変化に気がつけるのは普段一緒に生活している飼い主さんです。
どんなことでも構いませんので声をかけていただければと思います。
ご協力宜しくお願い致します。
はじめまして、夜間救急動物病院看護士の栗野と申します。
2009年7月の開院以来、夜間病院に勤務しています。
今日も夜間病院の電話が鳴ります。
飼い主様からの来院前のお電話です。
「うちの犬の具合がおかしくて…」
「うちの猫のおしっこが出ないんです」
初めての病院に電話をかける、という事で、みなさんとても不安そうに
電話をかけてらっしゃいます。
特に夜間救急ですから、ペットの様子がいつもと違い、
飼い主様の気が動転している事もあります。
そんな時でも我々看護士は、いつも通りの対応をあえてしています。
一つは、飼い主様に落ち着いて頂くため。
一つは、ペットの事に関して聞き逃しがない様にです。
飼い主様があせったまま来院されて、事故などに巻き込まれては大変ですし、
ペットに普段飲ませているお薬や、最近受けた検査の結果を
全てお持ちいただく方が、ペットへの負担がぐっと軽くなります。
そして、お電話を頂いた方が、準備をしっかりしてお待ちする事も出来ます。
ですから夜間救急動物病院に、
「とにかく早く診てほしい!」
という時でも、ぜひ、お電話を頂きたいと思います。
皆様初めまして。夜間救急動物病院勤務獣医師の川上です。
ここ数日大変蒸し暑い日が続いております。
こんな時に最も気になるのはやはりペットの熱中症です。
人間と同様イヌなどの動物においても熱中症が起こりうることは
ご存知の方も多いかと思います。
気温が高く、さらに湿度も高い日には炎天下の散歩時だけでなく
自宅にいても発症の可能性は十分にあります。
犬種ではパグやフレンチブルドッグなどの短頭種において
そのリスクは増大します。
外出先からの帰宅時などにおうちのワンちゃんがぐったりしていたら、
直ちに動物病院にご連絡ください。
来院までに是非行って頂きたいことは、
「首から下に水をかけて体を冷やす」という事です。
水道水そのままで十分です。氷水では逆効果の事があります。
濡らしたら軽く拭き取り、車の窓を全開にして
風を浴びさせるようにしてご来院ください。
これだけで大幅に回復の可能性が高まることが既に報告されています。
もちろん未然に防いで頂くのが一番ですが、
万が一に備えて覚えておいて頂けたらと思います。
岐阜県獣医師会 夜間救急動物病院 獣医師の杉浦です。
2011年7月で、当院は開院から2年を迎えます。
獣医師会として運営される夜間救急病院のモデルケースとして始まりましたが、
毎日5件前後の診察をさせて頂いています。
お正月やゴールデンウィークなど、県内の多くの病院が休診となる時期には、
一晩で20件程の診察を行うなど、
大変に込み合うケースが見られるようになりました。
すべての動物をすぐに診てあげたい、
しかし病院の大きさやスタッフの数には限界があります。
そんな時に行うのが、「トリアージ」という重症度の優先判断です。
来院時点で、意識の状態はどうか?、呼吸の状態はどうか?などを
即座に判断し、明らかに緊急性の高い動物が来た際には、
受付の順番を飛ばして診察に入ります。
お待ち頂く時間が長くなることがありますので、ご了承ください。
また、お待ちの間にちょっと様子が変わってきたなど、
気になることがあれば遠慮なくスタッフにお声掛けください。