岐阜県獣医師会 夜間救急動物病院

 

岐阜県獣医師会夜間救急動物病院の開設によせて

私達開業部会は、『社会の中の獣医療を目指して』のスローガンの下、社会に貢献し、社会と共存共栄できる獣医療を求め続けてきました。

動物医療のめざましい進歩の中、飼い主の皆様からは、より高度で幅広い獣医療サービスを求める声が寄せられています。
中でも、夜間診療体制の不備に対する不安と不満は、私たち開業者にとっても看過できない問題として、組織的な対応が望まれていました。

大都市においては、夜間救急動物病院が立派に機能している例がありますが、岐阜も含めた小さな地方都市での開設は、経営上の問題から手付かずの状態でした。

問題は人件費です。動物看護師はもとより、特に、経験を積んだ獣医師を複数常駐させる費用をまかなえるだけの、需要があるかどうか。
その問題を、私たちは会員有志の輪番による、ボランティアというかたちで解決を図りました。

開業から二年を経た今、有能な勤務獣医師の確保と同時に、設備の充実にも力を入れ、高度獣医療の提供を目指すまでに成長できました。
お陰様で、愛知、三重、滋賀県からもご来院をいただくこの頃です。

これも偏に、本県における飼い主の皆様の、動物愛護に対する高い意識の賜物と、心より感謝申し上げますと同時に、大きな敬意を表させていただきます。

夜間救急動物病院で働くスタッフの最大の喜びは、皆様からいただく「助かりました!ありがとうございました」の一言です。
これからも、皆様の笑顔を支えに、獣医師会組織を挙げて、少しでも世の中のお役に立てるよう頑張って参ります。

市民の皆様には、引き続き、この夜間救急動物病院が担っている社会的役割と、運営への深いご理解と共に、温かいご支援を頂戴いたしますようお願い申し上げます。



岐阜県獣医師会夜間救急動物病院
理事長 山下正弘