岐阜県獣医師会 夜間救急動物病院

 

岐阜県獣医師会夜間救急動物病院の開設によせて

私達開業部会は、『社会の中の獣医療を目指して』のスローガンの下、社会に貢献し、社会と共存共栄できる獣医療を求め続けてきました。


時代はめぐり、市民の皆様の動物飼育に対する意識は大きく変化し、動物医療に対しても、より高度で、幅の広いサービスが求められ、今や、個々の動物病院では対応し切れない領域にまで拡大しています。中でも夜間診療体制の整備を望む声が、本会獣医療相談窓口にも数多く寄せられてきました。


こうした社会の要請に応えるため、本会は長年に亘り組織の合意を取り付けるべく検討を重ねてきましたが、満を持して、平成二十年度よりようやく具体的な病院開設の準備に漕ぎ着けました。


動物の命を護り、飼育者市民の安心を担保し、併せて会員の安らかな夜と健康を確保するため、今まで個々の動物病院に委ねられていた夜間(深夜)診療という激務に、組織として取り組むことに挑んだのです。


かくして平成21年7月、会員有志の寝食を忘れた献身により、待望の開院の日を迎えることができました。


本会が開設する夜間救急動物病院は、営利が目的ではありません。高い公益性確保のため、行政はもちろん、岐阜大学、関係団体とも連携し、飼い主不明の犬猫や野生動物の応急診療にも対応するものです。


それゆえ、前途には様々な難問が予想されますが、県内開業獣医師が一丸となって夜間動物病院の運営に結集し、市民の皆様のご期待にお応えすることで、小動物医療全体の信用と、獣医師の社会的認知度をより一層高めるための一助になることを確信しています。


市民の皆様には、この夜間救急動物病院が担っている役割と運営への深いご理解と共に、温かいご支援を頂戴いたしますようお願い申し上げます。


岐阜県獣医師会夜間救急動物病院
理事長 山下正弘